 |
去る3月8日よりフランスのフォンテーヌ高校、フェランディ校において日本料理普及
の為に理事長以下、顧問:大森いさみ氏、高橋拓児氏、下口英樹氏と私の5人で講習 交流会、ワークショップを行いに行ってまいりました。
このフォンテーヌ高校というのは1938年に設立された伝統校で、パリのなかでも比較的豊かな地域16区に位置する国立の高校です。日本語を第一外国語として学ぶことができる学校で、1994年には天皇・皇后両陛下が御来校されておられます。
フォンテーヌ高校では、今年1月に火災が発生した為、厨房は使えず全てフェランディ校にて食材の仕込みをして調理したものを持ち込むという形で行ないました。スチコンは使用できましたので、焼き物等は温めて提供することが出来ました。午前中は理事長と助手の下口氏がさしみと醤油について講習され、その間に高橋氏と私が交流会の料理を用意し、刺身の鮪はみんなの前で切りながら提供させていただくという段取りで進めました。皆様一様に感激され喜んで頂き、参加された方たちとの会話もはずみ、皆満足して日本料理に触れて頂きました。
|
|
フォンテーヌ高校での交流会の様子(3月10日) |
 フェランディ校というのは、パリ商工会議所が運営する1932年創設のプロ養成学校で、日本で言うならば技術職の東大のようなところです。ですから、学校の設備においても大変整っており、なかでも、「食」に関する教育プログラムの質の高さでは名高く、フランス国内はもとより世界中から学生が集まってくるのです。我々が仕込みをする場所も、まず最初に殺菌・消毒室に入ります。切り出しや盛り込みを行なう場所、下処理をする場所、洗浄専門室、サラマンダーやコンロ等熱処理をする部屋、真空専門室、スチコン専門室と合理的に分散されておりました。
フェランディ校では午前中は理事長がだしを基本に、それを使った料理の出し巻き、おひたし、煮物を講習され、皆一様に日本料理の奥の深さに感心されていたようです。午後のワークショップでは、仏蘭西人シェフと日本の料理人が1人ずつで1組の計3組が、それぞれかぶら、鴨、鯖についてそれぞれの食材に対する考え及びデモンストレーションを行ないました。
|
 |
 |
|
フェランディ校での日仏ワークショップ(3月12日午後)の3組の様子 |
三ツ星のシェフも見学に来られ(パスカル自身は三ツ星ですが)、熱心に質問されておられ、お互いの食材に関して相違点、類似点等もいくつか発見できました。今後の日本料理の発展に大きく貢献したと感じました。
|
|
会場となったフェランディ校校長と調理部長の先生との記念撮影(3月12日午後) |