平成24年2月19日、いよいよ頂点を決める「第3回日本料理コンペティション決勝大会」が開催されました。
まだ底冷えのする朝8時、全国から予選を勝ち抜いた11人の「和」の達人たちが、少し緊張した面持ちで会場となる京都調理師専門学校に集結いたしました。
日本料理アカデミー村田理事長の開会あいさつに続き、大会諸注意、実習教室の使用説明を受けた後、各選手はくじによる順番に従い、ブラックボックスを開き、献立作成、調理にとりかかりました。 本決勝は、大会当日、調理作業室で初めて食材を見て、その場で30分以内に献立を立て、3時間30分という限られた時間内に縁高弁当4名分を完成させるという過酷な競技。
各地区予選を突破した精鋭たちによる決勝大会だけあり、その内容は非常にレベルの高いものとなりました。作業審査員や多くの報道関係者に見つめられ、尋常ではない緊張感のなか、各選手は、精一杯普段通りの力を発揮すべく一つ一つ丁寧に作業をすすめておられました。 それぞれの作品には、各選手の情熱の伝わる物語がそこにあり、懸命に取り組むその姿には、日本料理界の明るい未来を感じることができました。
書類審査のレシピ募集から約1年という長期にわたり、ご支援いただきました皆さま、本当にありがとうございました。 今後も、日本料理を志す若者たちの目標となる大会としてより成長していけますよう、そして日本料理の真の良さと魅力をお伝えしていけますよう、尽力してまいります。
どうか「第4回日本料理コンペティション」におきましても、ご支援ご協力賜わりますよう宜しくお願い申し上げます。
作業順をくじにて抽選。審査員に誰の作品であるか分からないよう、出場者および作品は全てくじ番号で呼ばれます。
魚介類、野菜をあわせて36品目のなかから、食材を一つ一つ手に取りながら、献立を書きすすめていく選手達。
献立作成
ブラックボックス
協賛商品
作業審査員6名により、まな板やタオルは清潔に使っているか、鍋類はふいて使っているか、立ち位置に問題はないかなど、衛生面や基本技術の採点が行われるなか、3時間30分という限られた時間内に縁高弁当4名分を完成させます。
完成した縁高弁当4名分が外観試食審査会場に運ばれ、1名分は外観審査用、3名分は試食審査用に審査員7名に均等に取り分け、審査しました。
外観審査
試食審査
試食審査
審査会終了後18時30分より、京都ホテルオークラにて行われた受賞式には、本事業をご後援、ご協賛、ご協力をいただいた各団体、各社の皆様にご臨席賜り、報道関係者を含めると100名を超える方々のご参集のもと、入賞者の発表を行いました。
来賓挨拶(政策調査会長 前原誠司氏)
来賓挨拶(京都府知事 山田啓二氏)
来賓挨拶(京都市市長 門川大作氏)
表彰(優勝)
プレゼンター: 味の素株式会社 取締役会長
山口 範夫 氏
表彰(第2位)
プレゼンター: 味の素株式会社 理事
二宮 くみ子 氏
表彰(第3位)
プレゼンター: 大阪ガス株式会社 理事
藤原 正隆 氏
表彰(技能賞)
プレゼンター: 中村調理製菓専門学校
中村 哲 氏
表彰(敢闘賞)
プレゼンター: 学校法人ミズモト学園 学園長
水元 三千子 氏
優勝者謝辞 長谷川晃
講評 理事 服部幸應
総評 顧問 高橋英一
乾杯 理事 田中誠二
乾杯のお酒
キッコーマン様ご提供: マンズワイン「甲州 酵母の泡」乾杯のお酒
宝酒造様ご提供: 発泡性清酒 松竹梅白壁蔵「澪(みお)」当日は、日本テレビ「News every」(3月中旬放送予定・関東広域圏)、新潟テレビ21「知っ得っKING!大盛りスペシャル」(3月17日放送予定・新潟県)、京都新聞より取材にお越しいただきました。